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研究室紹介

富山短期大学|富山短期大学 福祉学科 西井研究室

富山短期大学 福祉学科
介護福祉学
教授/学科長 西井 啓子

私の研究室では、専門科目の卒業研究ゼミとして「高齢者の虐待防止」に関する指導を行っています。

 

研究の概要
 平成17(2005)年11月1日「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」が成立し、11月9日に法律124号として公布され、平成18(2006)年4 月1 日から施行されました。この法律では、「虐待」が次のとおり分けて定義されています。

  1. 高齢者の世話をしている家族、親族、同居人等の「養護者」による高齢者虐待
  2. 老人福祉法や介護保険法に規定される施設や事業所に従事する養介護施設従事者等による高齢者虐待

 平成20年に厚生労働省が行った全国規模の調査では、養介護施設従事者等による高齢者虐待に関する相談・通報のあった件数は451件で前年度より19.0%増加、そのうち虐待の事実が認められた事例は70件で前年度より8件(12.9%)増加していました。

 このような状況の中、学生が介護職員として働く前に、どのような意識を持って利用者に関わっていくべきかを考える研究に取り組みました。
 文献調査、学生へのアンケート調査や専門家へのインタビュー調査などから、虐待の定義、原因、種類、実態および虐待防止の方法などを明らかにするものです。調査結果と考察については、現在とりまとめを行っているところです。

 

過去2年間に研究指導を行ったテーマ等

  1. 富山県における介護相談員派遣事業の実態
     県内の介護相談員を派遣している事業所に対して、相談の実態を調査しました。
     研究結果からは、介護相談員の活動の場を広めることや介護相談員の認知度を高めること、訪問回数を増やすことなど、いくつもの課題があることが明らかになっています。

  2. 施設での人工透析者の受け入れについて
     県内の介護保険施設36施設に対して、腎臓の病気などで人工透析が必要な要介護状態の高齢者の受け入れに関する調査を行いました。
     人工透析者を受け入れている施設は36施設中4施設しかなく、高度な医療行為を必要とする方の介護を行うことができる施設の不足が浮き彫りになりました。

  3. 家族介護者の介護の実態と受けとめ
     家族介護者の実態と介護の受けとめについて、在宅介護を行っている家族介護者にアンケート調査を行いました。
     家族介護者の平均年齢は64.3歳、最高年齢が87歳という調査結果になり、介護者の6割が「介護の継続に対する不安」と回答していました。また、介護を自分の役割だと考えている人が多くみられることも判明しています。

  4. 特別養護老人ホームにおける介護職員のバーンアウト状況
     県内の特別養護老人ホームに勤務する165人の介護職員に「日本語版バーンアウト尺度」を用いて調査を行いました。

  5. 特別養護老人ホームにおけるインフルエンザ予防対策の実態調査
     県内の特別養護老人ホーム62施設を対象に、マスクの着用、手洗い・うがいの実施、予防接種などの感染予防に関する実態の調査を行いました。

 

現在行っている研究(共同研究)
 団塊の世代を焦点にした介護に関する意識調査を継続して行っています。


卒業研究発表会の様子                         リカレントセミナーの様子 

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